【感想】映画『海街diary』人生を肯定するやわらかな視点に心癒される

画像引用元:映画『海街diary』公式X

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こんにちは、はな(@hanahackpq)です。

2015年公開の映画『海街diary』を、私は最近になって初めて観ました。

ジャケットの雰囲気や4姉妹の物語であるという情報から、ほっこりゆるゆる癒し系の映画なんだろうなと思っていたのですが、想像よりも、真っ直ぐな芯のある力強い作品でした。

ほっこりな雰囲気はもちろんあるのですが、その中で、臆すことなく「生きること、死ぬこと」を描いている、不思議な空気感が心地よかったです。

この記事では、映画『海街diary』の感想をご紹介します!

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映画『海街diary』あらすじ・キャスト

鎌倉に暮らす長女・幸、次女・佳乃、三女・千佳の香田家3姉妹のもとに、15年前に家を出ていった父の訃報が届く。葬儀に出席するため山形へ赴いた3人は、そこで異母妹となる14歳の少女すずと対面。父が亡くなり身寄りのいなくなってしまったすずだが、葬儀の場でも毅然と立ち振る舞い、そんな彼女の姿を見た幸は、すずに鎌倉で一緒に暮らそうと提案する。その申し出を受けたすずは、香田家の四女として、鎌倉で新たな生活を始める。

映画.com『海街diary』あらすじより
劇場公開日2015年6月13日
上映時間126分
監督・脚本是枝裕和
主演綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず

映画『海街diary』の主演を務めるのは、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずという超豪華な俳優陣。

4人とも、美しくチャーミングで、人間らしさに溢れた魅力があり、今作のキャラクターを演じるのにぴったりでした。

また、その中でも特に目を引いたのが、広瀬すずです。

広瀬すずは撮影当時15歳で、ひときわ輝く透明感と、何にも染まっていないような純朴さを持っており、今作の「生」を色濃く体現したキャラクターになっていました。

それでは、今作の感想をご紹介していきます。

感想|人生を肯定するやわらかな視点に心癒される

映画『海街diary』は、生と死をテーマとした作品です。

生と死を描くというと重い作品のように感じられますが、今作はあくまで日常としての人生を描き、日常としての生と死を描いていることが印象的でした。

そういう意味で、何も起きないようにも、常に何かが起きているようにも感じられて、不思議な感覚になりました。

そんな、常に生と死の空気が漂った今作の空気感を、私はすごく愛おしく感じました。

死は怖いものですが、生きている限り、逃れることはできません。

だからこそ、生と隣り合う死を隠さず描く今作は、人生を肯定するやわらかな視点があると感じたのです。

また、食事のシーンが多いのは是枝監督作品の特徴ですが、今作においてはその魅力がさらに際立っていました。

食事をするというのは生きること。

すずが引っ越してきたお祝いのお蕎麦、鎌倉名物の生しらす丼、カフェでのしらすトースト、手摘みの梅で作る梅酒、食堂でのアジフライ、こしあんと粒あんのおはぎ。

今作で描かれる食事は、生きるためだけではない、生活を輝かせ、人生の1ページを彩るような魅力的な時間そのものでした。

今作を観た後、心のどこかにある人生への恐怖のようなものが、少し和らいだような、癒されたような気持になりました。

まとめ

この記事では、映画『海街diary』の感想をご紹介しました。

原作漫画『海街diary』は、『月刊フラワーズ』(小学館)にて、2006年8月号から2018年8月号まで不定期連載されていた作品で、単行本は全9巻です。

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原作の漫画も読んで、いつか鎌倉に行ってみたいななんて思っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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