【ネタバレ感想】映画『聖地X』おばか映画?人間の本質を描いた奇作?

画像:(C)2021「聖地X」製作委員会

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こんにちは、はな(@hanahackpq)です。

この記事では、2021年11月19日公開の映画『聖地X』の感想をネタバレありでご紹介します。

賛否両論ある(なんなら否が多い?)作品ですが、私は大好きでした!

何を話してもネタバレになってしまいそうなので、まだ観ていない方は今すぐに鑑賞することをおすすめします!

はな

入江悠監督の作品、大衆向けに見せかけて癖ありな感じがすごくいいです!

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映画『聖地X』作品情報

夫との生活に嫌気が差した要は日本を飛び出し、兄・輝夫が暮らす韓国の別荘を訪れる。突然の来訪に驚く輝夫だったが、要の夫のだらしなさを聞き、妹の心の傷が癒えるまで一緒に過ごすことを決める。そんな兄妹はある時、「聖地X」と呼ばれる、奇妙な力の宿った未知の土地に、知らずに足を踏み入れてしまう。そこに入った者は精神を蝕まれ、謎の死を遂げていくという。有能な祈祷師も太刀打ちできず、悪夢はひたすら続く。忌々しい土地に根付く“約束された死”から逃れるべく奔走する輝夫と要だったが……。

映画.com『聖地X』より
公開日2021年11月19日
上映時間114分
監督・脚本入江悠
原作前川知大
主演岡田将生、川口春奈

映画『聖地X』は、超常的な世界観で人気の劇団イキウメの舞台を原作とする作品です。

これまでに今作を含む4作が、劇団イキウメの舞台を原作として映画化されています。

・『太陽』(入江悠監督、2016年)
・『散歩する侵略者』(黒澤清監督、2017年)
・『予兆 散歩する侵略者 劇場版』(黒澤清監督、2017年)
・『聖地X』(入江悠監督、2021年)

『聖地X』が好きだった方は、他の3作も好きかもしれませんね…!

Filmarksを見てみると、この4作の中では『散歩する侵略者』のレビュー数が圧倒的に多かったです。

なので、私もまずは『散歩する侵略者』から観てみようかな~と思ったりしています。

はな

2024年7月13日現在、それぞれの作品のFilmarksレビュー数は
・『散歩する侵略者』20,339件
・『太陽』6,532件
・『聖地X』3,231件
・『予兆 散歩する侵略者 劇場版』2,055件

でした!

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感想 | おばか映画?それとも人間の本質を描いた奇作?

さて、ここからはネタバレを含みながら、映画『聖地X』の感想をご紹介していきます!

おばか映画?!何も考えずに楽しめる!

私にとって映画『聖地X』は超エンタメ作品であり、何も考えず楽しめる作品でした!!

私は今作を「B級ホラーかな…?」と思いながら見始めたので、序盤は「この映画は面白いんだろうか…」と一瞬不安を抱いたのが正直なところです。

だけど、夫・滋のドッペルゲンガーが出てきた時点で、これはおばか映画なのだと気付きました(笑)

そこからは、もうSFコメディとして楽しすぎてニヤニヤしちゃいましたね。

川口春奈の謎の朝ダンスも、岡田将生の癖あり難ありなキャラクターの雰囲気も、たまらなく大好きでした。

私は個人的に、リアリティを徹底的に突き詰めた「違和感がない」物語か、今作のように異質な世界観を完全に作りきっている「違和感しかない」物語が大好きです。

それは、観客につっこませる隙を与えないくらい世界観が完成されているからこそ、余計なことを考えずに物語に集中できるからです。

いや~~久しぶりに何も考えずに映画を鑑賞できて、とても楽しかったです。

人間の本質を描いた奇作?!「人の『思い』が、その人の世界を作る」

つい先ほど「映画『聖地X』は、何も考えず楽しめる作品だ!」と言いましたが、観終わってからじわじわと、この物語意外と深いぞ…と思い始めてきました。

今作の根底にあるのは「人の『思い』が、その人の世界を作る」ということだと思うんです。

たとえば、今作の予告編を見て、予告編の雰囲気(ホラー)を期待していた方は、実際に作品を観て拍子抜けしたかもしれません。

今作はホラーだと思えばホラーになり得ますし、SFだと思えばSFにもなり得ます。

(そして、ホラーだと思って観ると、きっとB級映画に見えてしまいます)

このように『思い』で私たちの見方が変わることは、日常でもよくあることですよね。

「人気店だ」という評判を聞いて行ったお店はきっと実際より少し美味しく感じるし、「名作だ」と話題になっている映画はきっと少し面白く感じます。

逆に「駄作だ」と言われる作品を、よりつまらないと感じてしまうこともあります。

私たちの感じ方や世界のとらえ方は、『思い』の力で大きく左右されてしまいます。

はな

特に映画は、鑑賞前にレビューを見るか見ないかで、だいぶ感じ方が変わると思いませんか…?!

こうやって考えていくと、今作をおばか映画と思うか、人間の本質を描いた奇作だと思うかも、あなた次第ということになりますね。

まとめ | 「えいがたのしー!!」というシンプルで最高な映画体験

この記事では、映画『聖地X』の感想をネタバレありでご紹介しました!

私は最近、頭を使ったり、心がぎゅっとなるような作品ばかり観ていたので、今作は久しぶりに「えいがたのしー!!」というシンプルで最高な映画体験でした。

ちょっと入江悠監督作品を見漁っていこうと思います!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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