【ネタバレ感想】映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』The王道恋愛映画…ではない！

画像引用元：映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』公式Xより

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こんにちは、はな（@hanahackpq）です。

2025年4月25日公開の映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』を観に行ってきました！

今作は予告やポスターから受ける印象と本編の印象が大きく異なる作品で、観ている間中「これはどういう話なんだ？もしかすると恋愛映画ですらないのか？」と、どんどん引き込まれていきました。

この記事では、映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』の感想をネタバレありでご紹介します！

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映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』作品情報

大学生の小西徹は、思い描いていたキャンパスライフとはほど遠い、冴えない毎日を送っていた。そんなある日、お団子頭の女子大生・桜田花の凛々しい姿に目を奪われた小西は、思い切って彼女に声をかける。いろいろな偶然も重なり、またたく間に意気投合する2人。会話が尽きないなか、「毎日楽しいって思いたい。今日の空が一番好きって思いたい」と桜田が何気なく口にした言葉が、小西の胸を刺す。その言葉は、小西が大好きだった、いまは亡き祖母の言葉と同じだった。桜田と出会えたことに喜ぶ小西だったが、そんな矢先にある出来事が2人を襲う。

映画.com『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』より

映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』は、ジャルジャルの福徳秀介さんの同名小説を原作とする作品です。

ヒロインを務めたのは、いまや令和の映画界の顔とも言える、河合優実さん！

河合優実さんもジャルジャルも大好きな私にとっては、楽しみすぎる1本だったわけです。

それではここから、今作の感想をネタバレありで語っていきます。

以下、ネタバレを含みます。未鑑賞の方はご注意ください！

感想｜好きな点と苦手な点がある作品でした

映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』は、世間的には賛否両論…というより、好きな人とそうでもない人に分かれるような、「刺さる人には刺さる」タイプの作品という印象。

私はというと…正直その“刺さった側”ではなく、好きな点もあるけれど苦手な点もあり、全体としては普通…という感想でした。

そんな私の今作の「好きだった点」と「苦手だった点」をそれぞれご紹介します。

今作のここが好きだった！

私が今作で好きだった点は2つあります！

1つ目は、展開の意外性です。

主人公の小西と桜田花の「セレンディピティ」な関係性も、恋愛映画ではありえないくらいに急激な距離の縮まり方も、「あ、そこはそのテンポ感でいくのね」と意外性があり楽しめました。

そして、ある日突然姿を消してしまう桜田花。

桜田花が「実は小西のことを気持ち悪がっていた」的なシーンも、結局は小西の想像だったわけですが、観客としては上手く混乱させられて面白かったです。

このように、「The王道恋愛映画！」というポスタービジュアルやタイトルからは予想ができないストーリー展開に「これはもしや、恋愛映画ではないのでは？」とすら思わせられました。

好きだった点の2つ目は、若手俳優陣の演技です。

河合優実さんそして伊東蒼さんの演技が、とにかく圧巻でした。

自然なのにフレッシュで実在感があって、とにかく観客の心を鷲掴みにする二人が、まさに本作の魅力の核。

特に伊東蒼さんの告白のシーンは素晴らしかったです。

愛らしくて切なくて、一生忘れられないくらい大切で刹那的な瞬間たち、そんな「青春」がつまったワンシーンでしたね。

あのシーンが観られただけで、今作を映画館で観た意味がありました。

あの展開が苦手だった

今作のストーリーや映像表現は全体的に独特でしたが、それはそれで私は好きでした。

ただ唯一、私が今作で苦手だった点は、伊東蒼さん演じるさっちゃんが事故で亡くなり、それに紐づく展開が物語のツイストとして機能している点です。

もちろん、生きている限り死は身近にあって、それを恋愛作品で描くこと自体はタブーだとは思いません。

しかし、恋愛作品で描かれる死は時に

• 辛い出来事の代表例
• 誰かを物語から退場させるための装置
• 物語を動かすための装置
• 観客を泣かせるための要素

として使われているように感じてしまうことがあります。

今作でも、青春のあれこれを描く上で、さっちゃんを死なせる必要があったのかなと考えてしまいました。

あまりにも愛おしいキャラクターだったから、余計にそう思ってしまったのかもしれません・・！

まとめ

この記事では、映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』の感想をネタバレありでご紹介しました。

好きな点も苦手な点もありますが、やはり、河合優実さんと伊東蒼さんの魅力を大画面で堪能できたのは最高でした！

これからもこの二人の出演作は、しっかり追って行こうと思います(笑)

最後までお読みいただき、ありがとうございました！

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