【本が読めない筆者がセレクト】本が読めない人におすすめの小説4選

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こんにちは、はな(@hanahackpq)です。

この記事では「読書が苦手な自分でも読める小説はないかな」と考えている方に向けて、おすすめの小説4選をご紹介します。

こんな記事を書いている筆者自身も実は、最近本が読めないことに悩んでいます。

だけど、この記事で紹介する小説は、そんな私でも楽しむことができた最高の4冊です!

ぜひ、この記事の中で気になる作品を探してみてくださいね。

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『コンビニ人間』

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36歳未婚、彼氏なし。コンビニのバイト歴18年目の古倉恵子。日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、「店員」でいるときのみ世界の歯車になれる――。

「いらっしゃいませー!!」
お客様がたてる音に負けじと、今日も声を張り上げる。

ある日、婚活目的の新入り男性・白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は恥ずかしい、と突きつけられるが……。

発売日2016年7月27日
ページ数133ページ(文庫)
著者村田沙耶香

本が読めない人におすすめの小説、1作目は『コンビニ人間』です。

『コンビニ人間』は、コンビニアルバイト歴18年目の主人公の古倉恵子の物語です。

古倉はいわゆる変わった人間で、そんな自分を社会の「正常な部品」とするために、規則正しいコンビニという空間で生きているのです。

古倉の生活の全ては、今日も、明日も、コンビニで働くためだけにあります。

読み進めるうちに「程度は違えど、私たちはみんなコンビニ人間なのでは」と思わされ、さて「普通」とは何なのだろう、と考えさせられる作品です。

はな

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『正欲』

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自分が想像できる”多様性”だけ礼賛して、秩序整えた気になって、
そりゃ気持ちいいよな。

息子が不登校になった検事・啓喜。
初めての恋に気づく女子大生・八重子。
ひとつの秘密を抱える契約社員・夏月。
ある人の事故死をきっかけに、それぞれの人生が重なり合う。
だがその繋がりは、”多様性を尊重する時代"にとって、ひどく不都合なものだった。

この世界で生きていくために、手を組みませんか。

発売日2021年3月26日
ページ数410ページ(文庫)
著者朝井リョウ

本が読めない人におすすめの小説、2作目は『正欲』です。

『正欲』では、不登校の息子を持つ検事の寺井啓喜、ショッピングモールの寝具売り場で働く桐生夏月、大学の学園祭実行委員の神戸八重子の3人の視点から物語が語られていきます。

交わるはずのなかった彼らの物語が、ある事件を中心に絡み合っていくのです。

「多様性」が声高らかに叫ばれるこの世界、そこに生きる私たちは、必ず知らなければいけない。

そして知ってしまえばもう以前の自分には戻れない、そんな劇薬のような物語です。

 「多様性、という言葉が生んだものの一つに、おめでたさ、があると感じています」

 「想像を絶するほど理解しがたい、直視できないほど嫌悪感を抱き距離を置きたいと感じるものには、しっかり蓋(ふた)をする。そんな人たちがよく使う言葉たちです」

朝井リョウ『正欲』より

この文章に『正欲』の全てが詰まっています。

気になる方はぜひ今すぐ読んでみてくださいね。

はな

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『汝、星のごとく』

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その愛は、あまりにも切ない。

正しさに縛られ、愛に呪われ、それでもわたしたちは生きていく。本屋大賞受賞作『流浪の月』著者の、心の奥深くに響く最高傑作。

ーーわたしは愛する男のために人生を誤りたい。

風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。
ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。
生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。

ーーまともな人間なんてものは幻想だ。俺たちは自らを生きるしかない。

発売日2022年08月04日
ページ数352ページ(ハードカバー)
著者凪良ゆう

本が読めない人におすすめの小説、3作目は『汝、星のごとく』です。

『汝、星のごとく』は、瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)の物語です。

恋愛小説、と侮ることなかれ。今作は、2人の人生の物語なのです。

若い時には魅力的に感じたものも、年を重ねて魅力が失われて見えたり、全く気に留めていなかったものが、ある時から急に魅力的に思えたり。

ものごとへの感じ方は、今自分が置かれている状況や、積み上げてきた経験によって大きく変わってきます。

そんな「今の自分の感覚」によってのみ、人と人は出会ったり別れたりして、その繰り返しこそが人生ですよね。

そんな刹那的で、でもだからこそ美しい人生の軌跡を、『汝、星のごとく』で感じることができます。

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『秘密』

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発売日1998年9月8日
ページ数464ページ(文庫本)
著者東野圭吾

運命は、愛する人を二度奪っていく。
自動車部品メーカーで働く39歳の杉田平介は妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美と暮らしていた。長野の実家に行く妻と娘を乗せたスキーバスが崖から転落してしまう。 妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの妻だった。 その日から杉田家の切なく奇妙な“秘密”の生活が始まった。 外見は小学生ながら今までどおり家事をこなす妻は、やがて藻奈美の代わりに 新しい人生を送りたいと決意し、私立中学を受験、その後は医学部を目指して共学の高校を受験する。年頃になった彼女の周囲には男性の影がちらつき、 平介は妻であって娘でもある彼女への関係に苦しむようになる。

本が読めない人におすすめの小説、4作目は『秘密』です。

『秘密』は、私が人生で最も衝撃を受けた小説の一つと言っても過言ではありません。

バスの転落事故のあと、亡くなったはずの妻の意識を持って娘が目を覚ました。

そんな奇妙な状況の中で、新たな日常を取り戻していく家族を描いていく…かと思いきや、今作が徹底的に描くのは2人の苦悩と選択。

もちろん奇妙な状況ゆえのポップさや、面白さはあるのですが、それ以上に苦しくてどうしようもない気持ちになってしまう作品です。

読み終わった後には、誰かと感想を語り合いたくなるはずですよ。

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まとめ | 本が読めない人にはAudibleでの聴く読書もおすすめ!

この記事では、本が読めない人におすすめの小説4選をご紹介しました。

大人になると、時間も心の余裕も減って、小説を読むことが難しくなってきますよね。

だけど小説を読むことで、私たちは現実から離れたり、現実を見つめなおしたり、心をリフレッシュさせることができます。

「でもやっぱり小説を読むのが難しい…」という方には、Audibleでの聴く読書もおすすめです!

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最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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