画像引用元:映画.com『ゼイリブ』ギャラリーより
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こんにちは、はな(@hanahackpq)です。
この記事では、1989年公開のSF映画『ゼイリブ』のあらすじと感想をネタバレなしでご紹介します!
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『ゼイリブ』あらすじ・キャスト
「ハロウィン」「遊星からの物体X」の鬼才ジョン・カーペンターが1988年に手がけ、異星人による姿なき侵略を描いてカルト的人気を誇るSFサスペンススリラー。仕事を求めて町に流れ着いたネイダは、ホームレスのためのキャンプで寝泊りするようになったのち、教会でサングラスを発見。そのサングラスを通して見えたものは、人間になりすまし、町を支配していた奇怪な侵略者の姿と、至るところに隠され、人間を操っていた洗脳標識だった。恐るべき真実を知ったネイダは侵略者と戦うことになるが……。
映画.com『ゼイリブ』より引用
監督・脚本 | ジョン・カーペンター |
主演 | ロディ・パイパー |
上映日 | 1989年1月28日 |
上映時間 | 94分 |
主演は80年代の全米人気プロレスラーのロディ・パイパーということで、本編には5分20秒にわたる格闘のシーンがあります。
5分20秒と聞くとそんなもんかと思えてしまいますが、実際94分の映画の中の5分20秒は相当長いです。
そしてこの格闘シーン、1か月半のリハーサルの上、2日間かけて撮影したという力の入れよう。
そういった異様なバランスが作り出す空気感も今作の魅力です!
『ゼイリブ』タイトルの意味は?
タイトルの”THEY LIVE”は、作品内にも登場する言葉で「THEY LIVE WE SLEEP(彼らは生き、私たちは眠る)」と続きます。
侵略者の支配する世界には「OBEY(服従せよ)」「MARRY AND REPRODUCE(結婚し、出産せよ)」「CONSUME(消費せよ)」など、地球人の思考を停止させ、資本主義社会を円滑に回すための行動を促すメッセージに満ち溢れています。
地球人が思考を働かせずただ経済を支え、その世界で侵略者は豊かに生きている
サングラスを通じてそんな現実を見た主人公が奮闘する姿は、まさに「WE SLEEP」の状態である観客をハッとさせてくれます。
90年代前後の映画における”現実”と”非現実”
今作を含め、90年代前後の映画において、”現実”と”非現実”というテーマが描かれていることがとても多いです。
発展していく経済や技術への不安が、目の前の現実を疑うような映画へと繋がっていったのでしょうか。
SF好きにとってはたまらない時代ですね…!!!!!
今作『ゼイリブ』僕はすごく好きだった!90年代前後の映画ってあんまり観たことないから、これから観てみようかな。
90年代の作品だと『トゥルーマン・ショー』がおすすめだよ!自分の生きる世界に違和感を感じた主人公が真実を突き止めるために奮闘する話なんだけど、20年以上前の映画とは思えないくらい新しいんだ…!ほかにも『ダークシティ』『マトリックス』も”現実”と”非現実”を描く名作だよね。
『トゥルーマン・ショー』(1998年)
人生のすべてをテレビのリアリティショーで生中継されていた男を描いたコメディドラマ。離島の町シーヘブンで生まれ育った男トゥルーマン。保険会社で働きながら、しっかり者の妻メリルと平穏な毎日を送る彼には、本人だけが知らない驚きの事実があった。実はトゥルーマンは生まれた時から毎日24時間すべてをテレビ番組「トゥルーマン・ショー」で生中継されており、彼が暮らす町は巨大なセット、住人も妻や親友に至るまで全員が俳優なのだ。自分が生きる世界に違和感を抱き始めた彼は、真実を突き止めようと奔走するが……。
映画.com『トゥルーマン・ショー』より
『ダークシティ』(1998年)
暗闇の中、目覚める一人の男。自分が誰なのか思い出せないまま、その男は「早く逃げろ」というの電話に追い立てられるように漆黒の街をさまよい続ける。次々と出会う人物は謎めき、妻と名乗る美しい女の記憶すらない。いったいこの街で何がおきているのか? そして黒づくめの奇怪な集団はどんな目的で男に迫るのか。やがて男の目の前で街が奇怪に変形を開始した。失われた記憶を取り戻した時、謎はすべて解けるのだろうか?
yahoo映画『ダークシティ』より
『マトリックス』(1999年)
凄腕ハッカーのネオは、最近”起きてもまだ夢を見ているような感覚”に悩まされていた。そんなある日、自宅のコンピュータ画面に、不思議なメッセージが届く…。正体不明の美女トリニティーに導かれて、ネオはモーフィアスという男と出会う。そこで見せられた世界の真実とは。やがて、人類の命運をかけた壮絶な戦いが始まる
fimarks『マトリックス』より
まとめ:映画『ゼイリブ』は90年代の魅力のつまったハードボイルドSF
映画『ゼイリブ』、ハードボイルドSFで私はとても好きでした。
やはりこの時代の作品における、社会へのド直球な皮肉や不安の描写は、現代の作品にはあまり見られないものに思います。
そして、この時代の恋愛描写って、なんでこう「目が合った瞬間に…」なんでしょうか。
わかりやすくて大好きです(笑)
お読みいただきありがとうございました!
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2021年公開の映画『フリーガイ』の元ネタにもなったという今作、刺激的な内容かつ96分というコンパクトな尺なので、サクッと観れちゃいます!