画像引用元:映画.com『トラップ』 (C)2024 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED
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こんにちは、はな(@hanahackpq)です。
2024年10月25日に、M・ナイト・シャマラン監督の最新作『トラップ』が公開されました。
シャマラン監督といえば、前作『ノック 終末の訪問者』の公開が1年半前でしたね!
どんどんアイデアが出てくるんでしょうか、多作ですね~。
しかも、シャマラン監督は今年の6月に公開された映画『ザ・ウォッチャーズ』の制作を務めていたので、1年半ぶり!という感じすらしないですね(笑)
個人的には最近のシャマラン監督作品はあまりハマらないのですが、それでも新作が出ると「絶対に観に行くぞ!」と思わされてしまう魅力がありますね。
それでは、映画『トラップ』の作品情報から見ていきましょう♪
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映画『トラップ』作品情報
クーパーは溺愛する娘ライリーのため、彼女が夢中になっている世界的歌手レディ・レイブンが出演するアリーナライブのプラチナチケットを手に入れる。クーパーとともに会場に到着したライリーは最高の席に大感激の様子だったが、クーパーはある異変に気づく。会場には異常な数の監視カメラが設置され、警察官たちが会場内外に続々と集まっているのだ。クーパーは口の軽いスタッフから、指名手配中の切り裂き魔についてのタレコミがあり、警察がライブというトラップを仕組んだという情報を聞き出す。しかし優しい父親にしか見えないクーパーこそが、その残忍な殺人鬼だった。
映画.com『トラップ』作品情報より
公開日 | 2024年10月25日 |
上映時間 | 105分 |
監督 | M・ナイト・シャマラン |
主演 | ジョシュ・ハートネット |
映画『トラップ』で主演を務めたのは、ジョシュ・ハートネット(『オッペンハイマー』『ヴァージン・スーサイズ』他)です。
今作は、とにかくジョシュ・ハートネットの演技を堪能する映画といっても過言ではないです。
顔は笑っているのに目が笑っていなかったり、顔のどこかがピクついていたり、あまりにもサイコパスの表情が上手い。
思わず引き込まれてしまいましたし、とても魅力的でした。
私は特に、従業員のふりをして、警官の間を通ってコーヒーを取りに行くシーンが大好きです(笑)あの時のジョシュ・ハートネットの表情、良すぎませんか?!
それでは、映画『トラップ』の感想をネタバレありでご紹介します!
感想|設定は面白いけど、振り切らない
映画『トラップ』は、アメリカでは「面白くない」という声が多いものの、意外と日本での評判は良いようです。
とはいえ、今作、私にはあまり刺さりませんでした。
「設定はめちゃくちゃ面白そうなのに、優しさゆえに作りが甘い。そこそこ面白いけど振り切らない。だけど嫌いにはなれないので、新作出たらまた観に行きますわ~」
と思わせられるような、いつものシャマラン作品でした(笑)
そんな上手くいく?!という展開の連続
今作、とても都合よく物語が展開していきます。
あまりにも生ぬるい、そんな上手くいく?!という展開が多く、もはやコメディでした。
例えば、私が印象に残ったのは以下の点です。
・極秘計画をベラベラ話すコンサートスタッフ
・しかも、個人に割り振られている暗号まで言ってしまう
・主人公クーパーは何度かスタッフのふりをするが、その度に上手く切り抜ける(結構無理ある)
・そもそも、何が決め手になってコンサート会場の観客の中から殺人犯が特定されるのか不明(タトゥーだけでは難しい気が…)
・クーパーがレディ・レイブンの関係者として、ノーチェックで会場の外に出れちゃうのザルすぎ
・レディ・レイブンはなぜ自らを危険にさらしてまで犯人を捕まえようとしたのか
・レディ・レイブンの配信開始から、人質解放までスムーズすぎ
・クーパー、薬も電気銃も効かないの強すぎ(もはやファンタジー、というかビースト)
・クーパーが何度つかまりかけても脱走できてしまう(警察がザル)
また、シャマラン監督が優しすぎるがゆえだと思うのですが、今作にも残酷な描写はほとんどありません。
油で顔にやけどを負った女性が一瞬映りますが、怪我の表現も優しかったですね~。台湾ホラー映画『哭悲』の油の怪我表現の1/1000くらいのマイルドさでした(笑)
クーパーは死体をバラバラにする凶悪殺人鬼なのだと言われても、その犯行の描写もないので、なんとなく作品の世界観自体が、ゲームやお遊びっぽい雰囲気に感じてしまいました。
『サイコ』を意識した作品
M・ナイト・シャマラン監督は、巨匠アルフレッド・ヒッチコックの大ファンなのだそうです。
そして今作はまさに、ヒッチコックの『サイコ』を意識した作品だと思います。
以下『サイコ』のネタバレを含みます!
『サイコ』の犯人であるノーマンは、母の幻影と抑えられない殺人衝動に囚われています。
これはまさに、今作の主人公クーパーと重なる部分ですよね。
正直、『トラップ』を観ている時、クーパーが母の幻影に囚われているというエピソードは少し蛇足のように感じました。
しかし、今作が『サイコ』を意識しているということを踏まえると、シャマラン監督が今作で表現したかった主人公像が、少しつかめる気がします。
まとめ|私のいちばん好きなシャマラン作品は・・
この記事では、映画『トラップ』の感想をネタバレありでご紹介しました。
そこまで刺さらないけど、なんだかんだ観たくなってしまうのが、私にとってのシャマラン監督作品です。
とにかく設定が面白すぎるんですよね。
ちなみに、私のいちばん好きなシャマラン監督作品は『ヴィジット』(2015年)です。
最高に面白いので、まだ観たことがない!という方はぜひ観てみてください♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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『ザ・ウォッチャーズ』の監督は、娘のイシャナ・ナイト・シャマランさんでした!