【ネタバレ感想】映画『ファーストキス 1ST KISS』坂元裕二脚本の等身大の目線で描く愛おしい「奇跡」

画像引用元:映画『ファーストキス 1ST KISS』公式X

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こんにちは、はな(@hanahackpq)です。

坂元裕二さんが脚本を手がけた映画『ファーストキス 1ST KISS』が、2025年2月7日から公開となりました!

坂元裕二さんの作品では、日常の何気ない瞬間が等身大に、愛おしく描かれており、私は本当に大好きな脚本家さんです。

はな

坂元裕二さんといえば、ドラマでは『カルテット』(2017)や『大豆田とわ子と三人の元夫』(2021)、映画では『花束みたいな恋をした』(2021)などが特に人気ですよね!

この記事では、映画『ファーストキス 1ST KISS』の感想をネタバレありでご紹介します。

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映画『ファーストキス 1ST KISS』作品情報

結婚して15年になる夫を事故で亡くした硯カンナ。夫の駈とはずっと前から倦怠期が続いており、不仲なままだった。第二の人生を歩もうとしていた矢先、タイムトラベルする手段を得たカンナは過去に戻り、自分と出会う直前の駈と再会。やはり駈のことが好きだったと気づき、もう一度恋に落ちたカンナは、15年後に起こる事故から彼を救うことを決意する。

引用:映画.com『ファーストキス 1ST KISS』より
公開日2025年2月7日
上映時間124分
監督塚原あゆ子
脚本坂元裕二
主演松たか子、松村北斗

映画『ファーストキス 1ST KISS』で監督を務めたのは、塚原あゆ子さんです。

塚原あゆ子監督は、2024年には『ラストマイル』や『グランメゾン・パリ』を手がけ、その卓越した演出力で高い評価を受けている実力派の監督です。

塚原あゆ子監督×坂元裕二脚本は間違いない!と思って観に行きましたが、やはり…すごく良かったです。

それでは、映画『ファーストキス 1ST KISS』の感想をネタバレありでご紹介します。

感想|愛おしい日常こそがタイムトラベル以上の奇跡だ

今作の愛おしさの正体

私は映画『ファーストキス 1ST KISS』の世界観が、とにかく愛おしくてたまりませんでした。

その愛おしさは、坂元裕二脚本の特徴でもある、等身大の目線で切り取られる日常の表現にあります。

妻が夫の靴下を自然に使っていたり、柿ピーを食べるときに片方は柿、片方はピーが好きだったり、いつもこたつで寝る妻に「いつもカーペットの跡がついているなぁ」と思ったり。

最後の手紙のシーンでは「そんな日常こそがタイムトラベル以上の奇跡だ」と語られていて、唐突に涙腺崩壊させられちゃいました。

生涯を共にしたいと思える人に出会えたこと、そんな相手と何気ない日常を過ごせること、それはどんな超常現象よりもはるかに素晴らしくて、かけがえのないものですね。

過去と現在と未来は一緒に存在する

タイムトラベルができるようになったカンナは、なんとかして駈を救いたいと、思いつく方法を全て試みます。

あの日、いつものコロッケ屋さんでコロッケを買わないように、本屋さんに寄らないように、落ちたベビーカーの子どもを助けるために緊急停止ボタンを押すように。

しかし、それらすべて失敗し、カンナは駈に自分と結婚しないことが解決策なのだと説明しますが、駈はカンナと結婚し、一緒にいることを選択します。

そして、29歳の駈はこれから過ごす結婚生活を、後悔のないものにすることを決意します。

その結果、新たに生まれた世界線では、カンナと駈はすごく仲が良く、二人が優しくて幸せな15年を過ごしてきたことが容易に想像できました。

死という悲しい結果は変えられなくても、一緒にいる時間をどう過ごすかは変えられるんですね。

「過去と現在と未来は一緒に存在する」

二人が過ごした優しくて幸せな過去は、駈がいなくなった現在、そして未来にも一緒に存在しているんです。

はな

そんな愛おしさが寂しさの正体なのだと言うのが、坂元裕二脚本の温かさですね。大好きです。

まとめ|坂元裕二脚本の作品がやっぱり好きだ!

映画『ファーストキス 1ST KISS』は、ぜひ夫婦で観に行ってほしい作品でした!

私に今できることは、目の前にいる家族を心から大切にすることしかないし、それこそが幸せな人生そのものなのだと思いました。

坂元裕二脚本の作品、やっぱり好きです。

2025年4月4日には、坂元裕二脚本の最新作『片思い世界』も公開予定なので、楽しみですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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