【感想】映画『浅草キッド』人情の時代に思いを馳せる

画像引用元:映画.com『浅草キッド』ギャラリーより

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こんにちは、はな(@hanahackpq)です。

2021年12月9日よりNetflixで独占配信を開始した映画『浅草キッド』を観ました。

正直、事前知識としては「ビートたけしの人生の話?」「劇団ひとりが監督なの?」くらいだったので、期待値はそこそこでした。

しかしながら、Filmarksでの評価が高いことと、Netflixのランキング上位に登場していたこともあり、観てみることにしました!

それでは、あらすじ・キャストからご紹介します。

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あらすじ・キャスト

幻の浅草芸人と呼ばれた深見千三郎の下で修業を始めたタケシ。やがて苦境に立たされる師匠とは対照的に、タケシは人気を博していく。芸人ビートたけしの誕生秘話。

Netflix『浅草キッド』より
監督・脚本劇団ひとり
原作ビートたけし
主演大泉洋、柳楽優弥
公開日2021年12月9日
上映時間122分

公式のあらすじは、あまりにもコンパクトなので、面白さが伝わりにくいような気もしますが、映画としては本当にシンプルにこういう話なんですよね。

師匠との関係の中で成長し、芸人ビートたけしが生まれる話であり、師匠と弟子の絆の物語でもある。

はな

私としては、ビートたけしが誕生し、売れるまでの話かと思っていたので、売れていく過程の描写が少ないのは少し意外でした。その部分を含めるとテーマがぶれるので、それで良いとは思うのですが、個人的に少し気になってビートたけしについて調べたりもしちゃいました。

それでは、より詳しく感想をご紹介します!

【感想】人情の時代と現代

俳優陣の演技が素晴らしい

今作、なにより主演の2人の安定感と魅力が溢れた作品でした。

大泉洋さんの、どう見ても何を見ても「大泉洋!!」なのに、どの役にもぴったりハマる感じは何なんでしょう。本当にすごい役者さんだなと思います。

そして、柳楽優弥さんの演技も本当に凄くて、ビートたけしにしか見えなかったです。

とりあえず、私の語彙力では俳優陣の魅力を説明しきれないので、是非観ていただきたいです!

人情の時代に想いを馳せる

思ってた何倍も良かったです。師匠の生き様や性格は、今となっては古臭いものかもしれないけど、人情に溢れ、芯が通っている生き方はやっぱりかっこいい。

こういった師弟の関係性や愛って、今では影を潜めた概念な気がします。

師弟関係は信念に基づき、信頼の上に成り立つ強い関係性だと私は思っていますが、そういった他者との心の強固な繋がりが現代では希薄なことも、こういった関係性が影を潜めている理由の1つなのかなと想像します。

ただ、それを残念なことではなく、昔は人と人とのつながりが大切とされていたのに対し、今は個人の時代で、個々が個々として活躍していくことが美しい、素晴らしいこととされているという、単純な価値観の変化なのだと思います。

その理解の上で、芸人ビートたけしが誕生した時代は、人情溢れる、素敵な、魅力的な時代だったんだな、と感じました。

と、私の感想はいつも映画とは少し関係ないところに着地してしまいます。でも、こうやって、いろんなことに思いを馳せられる映画は、良い映画だなと思います。

お読みいただきありがとうございました。

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はな

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