【感想】映画『ヴァージン・スーサイズ』彼女たちはなぜ?10代の少女の脆さと危うさ

画像引用元:映画.com『ヴァージン・スーサイズ』フォトギャラリーより (C)1999 by Paramount Classics, a division of Paramount Pictures. All Rights Reserved.

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こんにちは、はな(@hanahackpq)です。

2025年5月2日から映画『ヴァージン・スーサイズ 4Kレストア版』の上映が開始しました。

映画『ヴァージン・スーサイズ』は、映画『ロスト・イン・トランスレーション』のソフィア・コッポラ監督の初長編監督作品です。

気になっていた作品だったので、せっかくなら映画館で観てみよう!と思い立ち、観てきました!

この記事では、映画『ヴァージン・スーサイズ』の感想を語っていきます。

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映画『ヴァージン・スーサイズ』作品情報

1970年代、アメリカ郊外の町。リズボン家には13歳から17歳までの年子の5人姉妹がおり、近所の少年たちは彼女たちに憧れを抱いていた。ヘビトンボが舞う6月のある日、末娘セシリアが自殺未遂を起こす。数日後、一家はセシリアを励ますためホームパーティを開くが、その最中に彼女は窓から身を投げてしまい……。

映画.com『ヴァージン・スーサイズ』あらすじより
劇場公開日2000年4月22日(日本初公開)
上映時間98分
監督ソフィア・コッポラ
原作「ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹」(ジェフリー・ユージェニデス著)
主演キルステン・ダンスト

私は今作を、キャストを全く調べずに観に行ったのですが、初代『スパイダーマン』でMJを演じたキルステン・ダンストが出ていて驚きました!

当時のキルステン・ダンストは、10代後半くらいでしょうか。

あまりにも妖艶で魅力的で、少女性と女性性を兼ね備え、ソフィア・コッポラ監督の世界観にぴったりでした。

そして、観ている間は全く気付かなかったのですが、イケメンの男の子トリップ役を演じていたのはジョシュ・ハートネットだったんですね!

彼が出てきた瞬間、

はな

とんでもなく美しい男の子・・これは誰だ?!?

と、初めて『トップガン』で若い頃のトム・クルーズを観た時と同じ衝撃を受けました。

今作、若き日のキルステン・ダンストとジョシュ・ハートネットが観れただけで正直大満足です(笑)

それでは、映画『ヴァージン・スーサイズ』の感想を語っていきます!

感想|彼女たちはなぜ?10代の少女の脆さと危うさ

名古屋の伏見ミリオン座で観てきました!
結構席は埋まっていましたね~

映画『ヴァージン・スーサイズ』は、10代の少女の脆さと危うさを、キュートでガーリーな世界観というオブラートに包んで表現したような作品だと感じました。

今作では彼女たちの心の内は明確には語られず、私たち観客はただ、彼女たちがなぜ自ら命を絶ったのかを想像するしかありませんでした。

おそらく彼女たちは親による厳格な支配のもとで、強い閉塞感と深い孤独を抱えていたのではないでしょうか。

10代の頃、私たちは自分の生きる世界が世界の全てだと感じていました。

同じように彼女たちも「これから先もずっと、この閉塞感の中で孤独に生きていくのだ」と信じていたのだとすると、世界に絶望してしまっても不思議ではありません。

また、キルステン・ダンスト演じるラックスは、自分の女性としての魅力を男性に認めてもらうことで、自身の心を保とうとしていたように見えました。

しかし、そのことが同時に、彼女の心をより脆くしてしまったのかもしれません。

姉妹という存在は、家族の中でもとりわけ近い存在です。

末娘セシリアの自殺をきっかけに、彼女たちの心の中の孤独は共鳴し合い、増幅し、彼女たちは死を選んだのではないでしょうか。

まとめ

この記事では、映画『ヴァージン・スーサイズ』の感想を語っていきました。

今作を撮った時、ソフィア・コッポラ監督は20代後半とは・・才能がすごい。

こういう、自身の世界観を強く持っている監督はすごく好きなので、ソフィア・コッポラ監督の他の作品も観ていこうと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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