【ネタバレ感想】映画『片思い世界』自分に刺さらなかった理由を考えてみた

画像引用元:映画『片思い世界』公式Xより

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こんにちは、はな(@hanahackpq)です。

2025年4月4日に坂元裕二脚本の最新作、映画『片思い世界』が公開されました!

予告では、どんな映画なのか、恋愛映画なのかすら分からなかったのですが、見てみて驚き、まさかの内容でしたね。

正直、私には刺さらない映画だったのですが、なぜ自分に刺さらなかったのか、何が気になったのかを含め、ネタバレありで感想を書いていきます。

ぜひ、映画を観た後で読んでいただけるとうれしいです!

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映画『片思い世界』作品情報

相楽美咲、片石優花、阿澄さくらの3人は、東京の片隅に建つ古い一軒家で一緒に暮らしている。それぞれ仕事、学校、アルバイトへ毎日出かけていき、帰ってきたら3人で一緒に晩ごはんを食べる。リビングでおしゃべりをして、同じ寝室で眠り、朝になったら一緒に歯磨きをする。家族でも同級生でもない彼女たちだったが、お互いのことを思いあいながら、楽しく気ままな3人だけの日々を過ごしている。もう12年、ある理由によって強い絆で結ばれてきた3人には、それぞれが抱える“片思い”があった……。

映画.com『片思い世界』より
劇場公開日2025年4月4日
上映時間126分
監督土井裕泰
脚本坂元裕二
主演広瀬すず、杉咲花、清原果耶

映画『片思い世界』は、広瀬すず、杉咲花、清原果耶のW主演×映画『花束みたいな恋をした』の土井裕泰監督・坂元裕二脚本の作品です。

制作陣が超豪華で、制作が発表された時から、ずっと公開を待ちわびていました!

また、坂元裕二脚本の映画『ファーストキス 1ST KISS』が2025年2月に公開されたばかりなので、2025年は坂元裕二脚本ファンにはたまらない年になりましたね。

それでは、映画『片思い世界』の感想をネタバレありでご紹介していきます。

ネタバレ感想|自分に刺さらなかった理由を考えてみた

映画『片思い世界』私にはあまり刺さらず、気になった点をたくさん書いてしまうので、ご注意ください!

映画『片思い世界』、私は全く刺さりませんでした。

正直、細かい設定や展開の粗を探すべき作品ではなく、ざっくりおおらかな気持ちで楽しめたらよかったのですが…個人的にはどうしてもいろいろ気になってしまいました。

何より、今作はキャラクター像が非常に記号的であると感じました。

広瀬すず、杉咲花、清原果耶が演じる3人は、「可哀相」な事件の被害者であり、それでも強く明るく生きる主人公として。

横浜流星演じる典真は、罪の意識を背負って生きる人物として。

伊島空演じる事件の犯人は、少年犯罪の加害者であり、心ない人間として。

登場人物は全て、それぞれの人生を生きておらず、物語の展開のために記号的に動かされているように感じました。

だからこそ、あらゆる展開が不自然で、観ながらどんどんと冷めてしまいました。

はな

具体的に気になったのは以下のような感じです。

【気になった点】
・事件から12年後の同時期に、典真がもう一度合唱団のピアノをやらないかと声をかけられ、優花が母親を見つけ、事件の犯人が出所し、という展開が都合よすぎる

・典真がずっと罪の意識を背負っていて、暗すぎる。あの様子で12年生きてきたのは想像できない。罪の意識を背負っている、以外の個性が見えない

・事件の犯人が出所早々、結婚の予定があるのが不思議。そして、仕事をしていて、結婚の予定があり、そんな人物が被害者の母親に逆上するのは、キャラクター性にブレがあるように感じた

・小野花梨が演じる女性が典真にアプローチをしているが、典真の何に、どこでそんなに惹かれたのか分からない。そもそも、42歳の恋人がいて二股している設定も不要ではと感じた。現代っぽい女の子像を作りたかったのかな…

・泣きポイントが結局「可哀相」な事件に対してになっている。繋がりや思い、という言葉は出てくるが、結局みんな「可哀相な事件…」→「だけど、可哀相じゃないよ」をやっているだけに見えた

・ラジオの男性は一体何だったのか分からない。ただのミスリード?

・典真がリハーサル室で美咲の書いた台本を見つけるが、急に声に出して読み出すのが意味わからない。しかも初見なはずなのに、結構見ないで読めている。典真と美咲の思いが繋がった!のシーンをやりたいだけに見えた。

・SFはもはや突っ込むのも野暮だけど、「トイレのドアは閉めるようにした」って言ってたけど、基本ドアとかは自分では閉められないよね?どういう設定なんだろう、と気になった

主人公3人を演じた広瀬すず、杉咲花、清原果耶のキュートさは本当に最高で、そのためだけに今作を観れるくらいでした。

なので、ごちゃごちゃ考えてしまう方が野暮なのは分かるんですが・・

私は映画『花束みたいな恋をした』ドラマ『カルテット』『大豆田とわ子と三人の元夫』『初恋の悪魔』などは大好きなのですが、よくよく考えると坂元裕二脚本の他の映画はそこまでハマっていないんです。

なので、好みの問題なのかなと思っています。

でも、本当に今作の役者陣は大好きだったので、今作を映画館で観られて良かったです!

まとめ

この記事では、映画『片思い世界』の感想をネタバレありでご紹介しました!

ぜひみなさんの感想もXでシェアしてくれると嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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