【ネタバレ感想】映画『コーダ あいのうた』今作が素晴らしい5つの理由

画像引用元:映画「コーダ あいのうた」公式twitter

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こんにちは、はな(@hanahackpq)です。

本記事では、アカデミー賞作品賞受賞作品『コーダ あいのうた』の感想をネタバレありでご紹介します。

映画『ドライブ・マイ・カー』で手話×映画の魅力に気づかされた私としては、本作『コーダ あいのうた』は、とても気になっていた作品でした。

まずは今作のひとこと感想です。

はな

私のベストムービーになりました。全部が愛おしい!!!

『コーダ あいのうた』はフランス映画『エール!』のリメイクなので、近いうちに『エール!』も鑑賞したいと思っています。

それでは映画『コーダ あいのうた』の作品情報と感想を紹介します!

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『コーダ あいのうた』あらすじ・キャスト

豊かな自然に恵まれた海の町で暮らす高校生のルビーは、両親と兄の4人家族の中で一人だけ耳が聴こえる。陽気で優しい家族のために、ルビーは幼い頃から“通訳”となり、家業の漁業も毎日欠かさず手伝っていた。新学期、秘かに憧れるクラスメイトのマイルズと同じ合唱クラブを選択するルビー。すると、顧問の先生がルビーの歌の才能に気づき、都会の名門音楽大学の受験を強く勧める。だが、ルビーの歌声が聞こえない両親は娘の才能を信じられず、家業の方が大事だと大反対。悩んだルビーは夢よりも家族の助けを続けることを選ぶと決めるが、思いがけない方法で娘の才能に気づいた父は、意外な決意をし・・・。

映画『コーダ あいのうた』公式ホームページより
監督・脚本シアン・ヘダー
主演エミリア・ジョーンズ
上映日2022年1月21日
上映時間112分

主人公ルビーを演じたのは、エミリア・ジョーンズ。

そして、ルビーの恋人マイルズを演じたのは映画『シング・ストリート 未来へのうた』で主人公コナーを演じたフェルディア・ウォルシュ=ピーロ。

『シング・ストリート 未来へのうた』は私の大好きな映画のひとつなのですが、同じ俳優さんだと気付きませんでした…!

当たり前ですが、6年も経てば大人になってましたね。

音楽映画10選

『コーダ あいのうた』が素晴らしい理由5つ

今作を観た直後から私の心の中があったかい気持ちで満たされて、次の日も、その次の日もサントラを聴いて余韻に浸り、予告を観ては泣いていました。

そして、まんまと私の大好きな映画ベスト5にランクインしました。

なぜ『コーダ あいのうた』はこんなに最高だったのか、理由を5つ考えました。

①ストーリーのテンポの良さ

まず、ストーリーのテンポの良さが最高です。

コメディ、恋愛、家族のシリアスなシーンのバランスがよく、無駄な場面もなく物語が進んでいくので、全く飽きず、112分が一瞬で過ぎ去りました。

②60~70年代の魅力的な曲

エタ・ジェームズ「Something’s Got a Hold on Me」(62)、キキ・ディー「I’ve Got A Music In Me/歌は恋人」(74)、デヴィッド・ボウイ「Starman」(72)、マーヴィン・ゲイ&タミー・テレル「You’re All I Need To Get By」(68)、そして、ルビーがオーディションで歌う、ジョニ・ミッチェルの「Both Sides Now/青春の光と影」(69)。

60~70年代の名曲で彩られた今作は、逆説的に、健聴者の世界とろう者の世界を象徴的に表すあの無音のシーンをより浮き彫りにしているように感じました。

そして、その世界の壁のようなものを壊してくれたのが、手話と共に歌うあのオーディションのシーン。

とっても素敵でした。

③ろう者役を実際のろう者俳優が演じる

シアン・ヘダー監督は、当初から、ろう者の役にろう者以外の俳優を起用するつもりはなかったそうです。

そのこだわりが功を奏し、今作はこれだけ評価される厚みのある作品になったのだと思います。

健聴者の場合、言葉を話せば、一応意味は伝わります。

それに加えて、多少の表情や身振り手振りで、意図を相手に伝えることが出来ます。

今作を観て “いわゆる普通の会話” が出来ないろう者は、必然的に、言葉を以外で相手に伝える表現力に富んでいるということを、強く感じました。

家族役の俳優陣の表現力の豊かさがとっても魅力的で、特に、お兄さんがルビーに「ここに留まるべきではない」と伝えるシーンでは、お兄さんの悔しい気持ち、家族を思う気持ちがひしひしと伝わり、思わず涙が出ました。

④実在感のある人間を描く

障がいを持った人たちを、かわいそうな存在、弱い存在、はたまた純粋無垢な聖人のような存在として描き、それによって観客に感動を与えようとする、いわゆる「感動ポルノ」とは、今作は全く異なる作品でした。

障がいを持っていることで、たしかに、そうではない人たちと少し異なる感覚や、世界の感じ方をしていて、たしかに、不都合なこともある。

そんな現実を、あくまで現実として美化せず描いている、そんな素敵な作品でした。

⑤「家族愛」という王道なテーマを真正面から描く

この作品の1番のテーマは、障がいや、恋愛、音楽ではなく、なにより家族愛です。

それを何より感じたのは、発表会の無音のシーン。

恋愛関係になったルビーとマイルズのデュエットが、どんなに素敵か私も楽しみで、曲が始まった時は「ようやく来た!」と、ほっこりした気持ちで二人を眺めていました。

その直後のあの無音、そこで改めて

「そうか、耳が聞こえないってこういうことか」

と心臓がつぶされるように苦しくなりました。

しかし、その後の、お父さんに向けてルビーが歌うシーン、オーディションの手話で歌うシーン、音以外の方法で、心から家族に曲を届ける、そんなルビーと家族の姿は、愛以外の何ものでもありませんでした。

そこで、

この物語において、障がいは乗り越えられる壁にすぎず、恋愛や音楽は人生を変えるきっかけにすぎず、もっと根本であり中心にあるのは、大きな家族愛なんだ

と感じ、心の中があったかくなりました。

まとめ

とにかく、私の語彙力では表現しつくせないほど、魅力のつまった作品でした。

『コーダ あいのうた』のレビューはおまけの夜柿沼さんのレビュー動画が最高だったのでぜひご視聴ください!

本当に素敵な作品でした。人生を通して、何度でも観ようと思います。

お読みいただきありがとうございました!

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