画像：(C)藤本タツキ／集英社 (C)2024「ルックバック」製作委員会
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こんにちは、はな（@hanahackpq）です。
2024年6月28日公開の映画『ルックバック』、みなさんはもう観ましたか？
実は今作、私は完全にノーマークの作品だったのですが、あまりにも話題なので気になって観に行ってきました。
結論、とても良かったです！
今作を観て「自分は自分のすべきことをこれだけ頑張れているだろうか。私も言い訳をせずに、自分のすべきことを頑張らないといけない」と心から思わされました。
この記事では、映画『ルックバック』の感想をネタバレありで詳しくご紹介していきます！
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映画『ルックバック』作品情報
学生新聞で4コマ漫画を連載し、クラスメイトからも称賛されている小学4年生の藤野。そんなある日、先生から、同学年の不登校の生徒・京本の描いた4コマ漫画を新聞に載せたいと告げられる。自分の才能に自信を抱く藤野と、引きこもりで学校にも来られない京本。正反対な2人の少女は、漫画へのひたむきな思いでつながっていく。しかし、ある時、すべてを打ち砕く出来事が起こる。
映画.com『ルックバック』より
| 公開日 | 2024年6月28日 |
| 上映時間 | 58分 |
| 監督 | 押山清高 |
| 原作 | 藤本タツキ |
| 声優 | 河合優実、吉田美月喜 |
映画『ルックバック』は、『チェーンソーマン』で知られる漫画家・藤本タツキの同名漫画『ルックバック』を原作としています。
私は原作を読んでいないのですが、原作ファンも納得の完成度だそうですよ。
143ページの原作を、映画でも潔く58分に収めたのも今作の魅力の1つだと思います。
また、主人公・藤野の声優を担当した河合優実さんも、京本の声優を担当した吉田美月喜さんも、とにかく声の透明感が素晴らしく、役柄にも、世界観にも完全にマッチしていましたね！
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タイトル『ルックバック』の意味は？
タイトルである『ルックバック』（「look back」）には句動詞として「（過去のことを）振り返る」という意味があります。
たしかに今作では、京本を失い「自分があの時、京本を部屋から出していなければ」「自分は何のために漫画を描いていたのか」と藤野が過去を振り返るシーンが印象的です。
しかし、今作を観た方なら『ルックバック』というタイトルは、より深い意味を持つと気付くことでしょう。
「look」には「見る」、「back」には「背中」という意味があります。
そう、今作では漫画を描き続ける藤野の背中が印象的に描かれていました。
私は今作のタイトルには
ただひたすらに「ーー描き続ける。」
そんなクリエイターの覚悟と想いが込められていると感じました。
また、原作の漫画でも映画でも、物語の初めには「Don’t」、終わりには「in Anger」という文字が隠されており、タイトル「ルックバック」と合わせると「Don’t Look Back in Anger」というメッセージが浮かび上がる仕掛けもあったそうです。
これは、Oasisの名曲「Don’t Look Back in Anger」を指していると考えられています。
「Don’t Look Back in Anger」の歌詞には、「過去を辛い思い出にしないで」というメッセージが込められています。
このメッセージは、今作においては、
「通り魔事件による京本の死という悲惨な事件に対し、藤野が責任を感じる必要はない。現実が悲惨でも、美しい思い出は変わらない。だから、残された者も、今自分がするべきことをするんだ」
というメッセージにも感じました。
映画『ルックバック』から気付く2つのこと
映画『ルックバック』を観て、私は2つのことに気付きました。
何かを追い求めることは残酷で、美しい
1つ目は、何かを追い求めることは残酷で、美しいということです。
才能があって、それを伸ばすための大きな努力がある。そして、大きな努力なくして、才能は才能たりえないということを、私は藤野と京本の姿から感じました。
何かを追い求める道のりでは、他人と自分を比べて劣等感を感じたり、努力がなかなか実らず苛立ちを感じたり、苦しいことばかりです。
だけど、それでも努力を続けることで才能が開花します。
それは、すごく美しいことですよね。
私たちの「成し遂げたい何か」はシンプルだ
2つ目は、私たちの「成し遂げたい何か」はシンプルだということです。
今作でも「自分は何のために漫画を描いていたんだっけ」と考えた藤野の頭に浮かんだのは、ただ一つ、京本の顔でした。
いつも、私たちの「成し遂げたい何か」の周りには、いつのまにか複雑な感情やしがらみがまとわりついてしまいます。
その中で私たちは、自分の成し遂げたいことや、その手段を見失ってしまいます。
だけど何より大切なのは、自分が「成し遂げたい何か」をシンプルに理解し、ただひたすら行動することなのだと、今作を観て強く感じました。
今作を観て感じたことは、映画『笑いのカイブツ』を観た時に感じたことと似ています。興味がある方は、ぜひ映画『笑いのカイブツ』も観てみてください！
まとめ | 河合優実さんが素晴らしい！
この記事では、映画『ルックバック』の感想をネタバレありでご紹介しました！
物語自体が素晴らしいことはもちろんで、ここまで十分に語ってきたので最後は割愛します。笑
今作、個人的にはやはり、河合優実さんの声のみずみずしさが素晴らしく、それだけでも観た価値があるくらいでした。
今後も河合優実さんの活躍を楽しみにしています！
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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河合優実さんは、最近本当に映画でもドラマでも引っ張りだこですね。私も大好きな俳優さんです！